1日5分でできる滑舌改善
私がNHKアナウンサーに滑舌を褒められるようになった練習法
日常生活で「滑舌が悪い」と言われたことはありませんか?
私は元々滑舌がとても悪く、放送部の大会ではいつも「滑舌が難点」と言われていました。
しかし、根気強く滑舌練習に励んだ結果、「滑舌の悪いところが見当たらない」と褒められるほどになりました。
その練習法をご紹介します。
- あえいうえおあお
- おうおうおうおう…
- られられられられ…
- れろれろれろれろ…
- られりるれろらろ
- らなりにるぬれねろの
- ぱぱぱぱぱぱぱぱ…
- まままままままま…
- だぞざど どざぞだ
- ぴゃぺぴぴゅ ぺぴょぴゃぴょ
- ぱらぴりぷるぺれぽろ
- まとめ
大会で評価されるには時間がかかりますが、日常生活の会話ならば1日5分を毎日続ければ、意外とあっさりと改善されることがあります。
今回は滑舌練習で、とにかく短時間でできるものをまとめました。
短時間で効果を出すためにあえてよく耳にする早口言葉ではなく、単純だけどより難しい内容にしました。
言いにくいなと思ったり、スマホで録音して自分でも聞き取りづらいと思ったフレーズだけ練習して下さい。
三回連続で繰り返したり、鏡を見て口の動きに注意しながら練習するとより効果的です。
それでは、始めましょう。
あえいうえおあお
→母音が綺麗に言えるようになると、全ての音が一気にクリアに発声できるようになります。
口の形をしっかりと作ってから、声に出してみましょう。
母音が連続する言葉が苦手な人〈良い家〉、同じ母音が続く〈おとうと〉が聞き取りにくい人が多いです。
また、「う」と「え」の差がなくてその中間のような「うぇ」という発声になりがちです。
丁寧に音を前に置くようなつもりで一音一音、声に出してみましょう。
早口で言う必要はありません。
丁寧な練習を重ねることが大切です。
おうおうおうおう…
「お」と「う」の違いを明確にしましょう。
「おーおーおーおー」と聞こえる人は、普段から声がこもっている可能性が高いです。
られられられられ…
れろれろれろれろ…
→ら行が苦手な人は非常に多いです。
ら行は舌の動かし方が重要です。
素早く正しく動かせるように舌の準備運動をしましょう。
「だでだでだでだで」「でどでどでどでど」と音が濁らないように気をつけて下さい。
られりるれろらろ
→ら行が苦手な人にとっては地獄のような練習です。
ざ行やだ行に聞こえないように明瞭に発声しましょう。
らなりにるぬれねろの
→ら行とな行は舌の動きが忙しいので、舌の動かし方を上手くコントロールできない人にはとても言いにくいフレーズです。
舌に力をいれすぎると音が濁るので、ベストな力加減を見つけましょう。
ぱぱぱぱぱぱぱぱ…
まままままままま…
→唇を閉じたり開いたりする動きに鈍感だと、一音ずつがはっきりと区切れません。
まずは唇を動かす基礎練習としてやってみてください。
だぞざど どざぞだ
→やってみるとわかりますが、とても言いづらいです。
これをテンポよく三回連続で明瞭に発声できるようになると、様々な音が綺麗に発声できるようになる魔法のフレーズです。
録音して聞いてみて、全ての音がはっきりと聞き分けられるように発声できているか注意しましょう。
ぴゃぺぴぴゅ ぺぴょぴゃぴょ
→滑舌が悪い人はこれを早口で言うと7割の確率で噛みます。
自分では言えてるつもりでも「ぴゃ」が「ぱ」や「びゃ」になりがちなので気をつけましょう。
ぱらぴりぷるぺれぽろ
→ぱ行は唇の音、ら行は舌の音であるため、口の動かし方が難しく音が濁りやすいです。
「ぱ」が「ま」や「ば」に聞こえないように意識して下さい。
また、余計な力が入ると「り」が「でぃ」になりやすいです。
まとめ
コツは「丁寧に」「はっきりと」「繰り返す」ことです。
早く言える=滑舌がいい、ではありません。
明瞭で聞き取りやすい話し方をマスターすることが目標です。
練習のための練習にならないようにしてください。
「隣の客はよく柿食う客だ」などの早口言葉よりも地味ですが、今回紹介したフレーズのほうが実は負荷が重くて即効性があります。
苦手なものだけを選べば1日5分でできて、効果が出ます。
口の構造上どうしても完璧にならない場合もありますが、日常生活での悩みはほぼ解消できるでしょう。
滑舌練習は筋トレと同じです。
正しい方法で毎日続けることが一番の近道です。
滑舌が良くなると、話している時の印象も良くなります。
ぜひ習慣化して役立てて下さい。