激ヤセからの激太り!三年間でBMI14~24を経験して感じたこと
痩せすぎさんの気持ち・ぽっちゃりさんの気持ち
私は今でこそ普通よりの痩せ気味ですが、20歳の頃ストレスで体調を崩した結果、BMIにすると14という超激ヤセ体型になり、その後1年半かけて激太りしてBMIは24になって、追い込み時期の受験生の偏差値でもなかなか出せない伸びを経験しました。
激ヤセ、痩せ気味、普通、ぽっちゃり体型の全てを20代前半で経験したことから、それぞれの時期で感じたことを書きます。
痩せたのは過激なダイエットや拒食症ではなく、ストレスによる食欲減退で少しずつ痩せていきました。
時系列でいくと、痩せすぎ寄りの痩せ気味→激ヤセ→普通→ぽっちゃり→普通→普通よりの痩せ気味(現在)という感じです。
時系列順にまずは元々の痩せ気味だったころの話をしたいと思います。
1.〈痩せすぎ寄りの痩せ気味の頃〉
◯メリット
友達から「痩せていていいね~」と褒められる(お世辞?)
痩せていないと着こなせないモードな服などもある程度似合う
体質で痩せている場合はカロリーを気にせず食事ができる
◯デメリット
無理なダイエットをしている人認定をされがち
やたらと心配される(体調を崩したり、重たいものを持っている時など)
「もうちょっと太りなよ~」とデリケートなはずの体型の話題でも、この言葉だけはズケズケと言われて、痩せていることがコンプレックレスの場合イラッとする
◯印象的なエピソード
重たいものを運んでいると、「筆箱より重たいもの持てるんだね!笑」と知人に言われた。
パーツでは手首が一番痩せていてそれがコンプレックスだったので、夏でも長袖を着ていた。
続いて、元々痩せ気味だった私が食欲減退で激ヤセになった頃の話です。
自分にとって痩せていることは子供の頃から当たり前だったのでそれほど危機感はありませんでした。
ただ、周りの反応は明らかに「痩せ気味」で済んでいたころとは違ったな、と今になると思います。
2.〈激ヤセの頃〉
◯メリット
なし
◯デメリット
体調を崩しやすくて、しかも回復しづらい
痩せ過ぎているだけで変な人と見なされることがある
友達にまで「いくらなんでも痩せ過ぎでしょ」と引かれる
街ですれ違った人に「今の人の脚見た!?」とネタにされて凹む
着られる服がほとんどない、似合う服は皆無
◯印象的なエピソード
痩せたくて痩せているわけではないので「痩せすぎも良くないよ」という色んな人からの親切心からの言葉に傷ついていた。
自分の体を全身鏡を見てしまうと途方に暮れるので、ショッピングしていてもなるべく鏡を見なかった。
この後、厳密に言うと痩せ気味も経験するのですが、どんどんと体重が増え続け久しぶりに体重計に乗った時にはすでに「痩せ」に分類される数値ではなかったので「普通体型」の頃の話をします。
3.〈普通体型の頃〉
◯メリット
洋服のMサイズがちょうどよくなって、サイズで洋服の購入を諦めることがなくなる
周りの女性からマウンティングもやたらと持ち上げられることもなくなり、精神的に楽になる
いい意味で没個性になり、悪目立ちしなくなる
みんなでダイエット話をしている時に居心地の悪さを感じなくなる
◯デメリット
痩せている頃を知っている人に合うと必ず「太ったね!」と言われて複雑な気持ちになる
手持ちの服で、入らなくなったり似合わない服が出てくる
◯印象的なエピソード
「まさか私が」という思い込みで、そもそも太ったことに半年間気が付かず、その結果気がつくと体重は一気に増加していた。
洋服を買う時は「サイズが合わない=大きすぎる」が絶対だったのに、小さすぎて着られない事が出てきた。
細身のギャルっぽいブランドでショートパンツを試着した時に脚のムチムチ感が目立って、店員さんに「太って見えたので、これはいいです」と言うと「では、戻しておきますね~」とだけ言われてフォロー0だったことに衝撃を受けた。
この後、自分には一生無縁だと思っていたダイエットをするなど、初体験だらけのぽっちゃり期に突入します。
なるほど、ファッション誌があれほど「痩せ見え」「2週間で痩せる!」「今度こそ痩せる!」「絶対痩せる!」「痩せ習慣♪」など、やたらと痩せを連発するわけだ、と思いました。
4.〈ぽっちゃりな頃〉
◯メリット
デブネタで笑いを取れるようになった
ダイエットの知識や経験談で盛り上がれる
痩せ過ぎているよりも太っている方が周りが親切にしてくれる気がする
◯デメリット
手持ちの服が、似合わない服&入らない服ばかりになる
元痩せ体型なので、痩せ過ぎていることを隠すためのノウハウはあったが痩せて見えるコーディネートはしたことがなくて、太って見える格好をしていることが多い
「ダイエットするが挫折する」を繰り返すストレスがすごい
◯印象的なエピソード
久しぶりに実家に帰省した時に母親から「改札から出てきた時ドスドス音がするようで、うちの子こんなに太ってたっけ?本当にうちの子?と不安になった」と言われた。
痩せていた頃は大きすぎたリクルートスーツが入らなくなって新調せざるをえなくなり、新しいスーツを試着した結果サイズアップしていただけでなく、ウエストを広げるための補正までした。
ぽっちゃりから普通体型~普通体型寄りの痩せ気味になるのは1年もかかりませんでした。
体調が良くなるにつれて痩せ体質が活躍して、スルスルと元の体型に戻りました。
普通体型よりも痩せる予定はなかったのですが、体質には抗えず今のBMIは痩せ気味です。
5.〈普通体型よりの痩せ気味〉
◯メリット
体型に関する話題で特に注目されたりネタにされない(痩せ過ぎている頃は絶対に言及されていた)
Mサイズを着られて、かつ、タイトなボトムスも履ける
ルックスを意識しつつ不健康ではない人だと思われやすい
◯デメリット
フリーサイズだと大きすぎて着られない服が多い
普通体型~ぽっちゃりの方が異性にウケる気がする
◯印象的なエピソード
太っていた頃は「なんでそんなに太ったの!?」と驚かれて心配されていたのに、1年で10kg以上痩せたら「なんでそんなに痩せたの!?」と、また驚かれて心配された。
一番太っていた時期の写メを見ると、こんなに私顔丸かったの!?と自分でも驚いた。
6.まとめ
なんだかんだ、今の体型に落ち着いて良かったと思っています。
でも、健康面では痩せ気味よりも普通体型の方がいいので、もう少し筋肉をつけて体重を増やした状態が理想です。
痩せていっているときも太り続けているときも、私はとても不安な気持ちでした。
周りの何気ない「また痩せたor太った」!?という言葉が、すごく嫌だったのを覚えています。
人それぞれ事情があると思うので、フォローを100%できないのであれば安易に体型に言及するのはやめよう、というのがこの三年間で得た教訓です。
気にしすぎ!と言われるかもしれませんが、気にしすぎるくらいがちょうどいいのではないでしょうか。
ガリガリ体型からダイエットに励むぽっちゃり体型までを経験して、それぞれの体型の悩みを知ることができました。
これを人として肥やしにしようとした結果が「安易に体型の話題を振らない」です。
この価値観を今は大事にして、体型のことで三年間悩み抜いた私を労いたいです。