「魅せる」オシャレ収納へのアンチテーゼ(コスメの場合)
メイクは裏舞台なんだから、収納の見た目なんて二の次でいい!
無印良品などのオシャレなクリアケースに、お行儀よくコスメが並んでいる画像をInstagramでよく目にします。
可愛さ・オシャレさを追求したそのスペースは、もはやメイクをする場所ではなくコスメの撮影スタジオのようです。
気張り過ぎじゃないかなと思いつつ、そんなオシャレ収納に私も感化されました。
コンビニの袋をポーチ代わりにしてコスメを入れて、カラーボックスの引き出しにガサッと突っこんで収納するのは卒業しようと思い、まずはメイクボックスを使うと決めました。
意気揚々とメイクボックスを購入して使い始めたのは良いものの…、すっごく使いづらい!
コスメを収納するためのものであり、ネットでのリサーチや実物のサイズ感の確認までして選んだメイクボックスなのに、なぜ?
使用してから気がついた問題点を分析して、使いやすさとルックス、コスパを重視したコスメ収納法を検討しました。
1.メイクボックスのどこが失敗だったのか
かなり雑に見えますが、コンビニのビニール袋よりはマシなはずです・・・。
でもなんで使いづらかったのでしょうか?
化粧水のボトルなども入る高さがある
化粧水などの縦に長いものはしまいやすいが、チークなどの平面のコスメはミルフィーユのように重ねて収納するしかなく、掘り出すようにして探さなければいけない。
立てて並べて置いても中身の色がわからないため、毎回全部のチークを取り出して広げるはめになる。
ブラシを立てて収納できるポケットつき
ブラシが出し入れしづらくて、ブラシポーチを使ってポーチごとテーブルに置けるほうが便利。
マジックテープで仕切りをカスタマイズできるけど
想定していたよりも自由度が低い。
コスメの種類の多さに対応できるほど、細かく仕切れない。
小さすぎないものを選んだつもり
縦長の造り自体が、コスメの収納に向いていなかった。
デッドスペースが多いうえに、コスメが取り出しにくくてストレスが溜まる!
汚れても洗えない
丸洗いできないので、汚さないようにしたり汚した場合の後始末が面倒。
2.ポーチをフル活用すると楽になった
カラーボックスにも入るサイズのふたつきバスケットに変えました。
狭く仕切られた深さのあるスペースよりも、大きめのポーチをザクザクとあさって取り出した方が早いです。
リップ・チーク・ベースメイク・アイシャドウなど、カテゴリごとにポーチを分ければ混乱しません。
さらにポイントメイク用コスメは、バッグインバッグを使って丸ごと取り出せるようにしました
コスメボックスを使っていた時よりも、コスメを探したり取り出したりする時間が短縮されました。
ふたつきバスケットなので、床にぽんと置いても見栄えが悪くないのも素敵です。
バスケットの中には布のカバーが付いているので、ポーチ同様に汚れても簡単に洗えます。
コスメが増えてもポーチを追加するだけですんで、仕切りの位置を変えるなどの手間は必要ありません。
ポーチはデザインもサイズも豊富な100円ショップでOK!
ポーチは直感で選びました。
デザインを見てこれにはリップを入れたい!など、直感を活かして購入すればメイクをするときも感覚的にポーチを見分けられるからです。
まとめ
「オシャレな収納」は誰かに見せなければ、眺めて自己満足する以外にメリットがないと気がつきました。
見せる必要がないならば、使いやすさを重視するのは妥協ではなく正しい選択の一つだと思います。
可愛いデザインの収納アイテムに囲まれていても、メイク中に邪魔になってイラッとしては台無しですもんね。
メイクボックスのチョイスの失敗から、収納で最も大切なのは自分で納得できるオシャレさと実用性のバランスだと学びました。