才能がないのは損なのか?
少年ジャンプの3大要素に「才能」はない!!
少年ジャンプの3大要素は「友情・努力・勝利」である。
そう、「才能」はないのだ。
あるのは友情という環境と、自分自身でコントロールできる努力という行動だけ。
そしてその結果が勝利だ。
今回は「才能がない」と諦めたり悲観的になっている人に向けて「努力」という処方箋を渡したい。
1.才能がないという現実を受け入れよう
私は高校時代に部活動で全国優勝しているが、才能がないと言われ続けていた。
才能がないのに勝利できたのは「努力」があったからだ。
うちの部は指導が厳しいことで有名だったため、同学年の部員は他に1人しかいなかった。
その人は入部した時から才能があると言われ続け、全国の決勝を狙えると期待されていた。
逆に私は「がんばってるね~、結果はそのうち出ると思うよ、うん…」という扱いだった。
実際に、一年生から二年生の初めまでは周りから「下手な人・上手い人」と言われて区別されるほど実力差があった。
私は自分に過度な期待をしていなかったし、客観的に見てもそれが正当な評価だとわかっていた。
2.必要なのは根性と努力の工夫!
才能はないけれど、努力をした。
いつも思っていたのが
「才能のある人が1回でできることを私は100回やってもできない。それなら、何千回でも練習してやる!」
だった。
そしてそれを「損」と捉えていなかった。
1000回やって才能がある人と肩を並べられるなんて、ラッキーじゃん!
と心から思っていた。
ネガティブな自分がどうしてそこだけポジティブになれたのかは、未だに謎だけれど。
ただ、回数による努力には限界がある。
ピッチャーが1日1000球投げていたら、体を壊すだけだ。
だから努力の仕方を工夫する必要がある。
一回一回の密度や精度をあげて「意味のある練習」を重ねていくことが大切だ。
練習のための練習をしていると決して結果は出ない。
また、回数だけを見て「あんなに練習したのに結果が出ないなんて」と悲観的になってしまいがちになる。
練習しても結果が出ない時は努力の仕方を見直そう。
3.他のことにも全力投球してみよう
努力の方向性を見直すのも有効だ。
私は部活では二番手だから、テストの点数と課題の提出率は絶対に他の部員に負けない!と決めていた。
そうやって勉強も頑張っていると、顧問以外の教科担当の先生たちが応援してくれるようになった。
部活で結果が出なかった時も色んな先生から声をかけて励ましてもらえた。
何か一つしか頑張っていない場合、そこで頑張りが報われないと自分自身がゆらぐ。
心の拠り所が一つしかないからだ。
しかし、他にも全力で頑張っていることがあればそこが安全地帯になる。
この影響は大きい。
たとえ一番打ち込んでいた分野で良い結果が得られなくても、「ほら、私はちゃんと努力できる人間なんだから、もう一度チャレンジしてみよう!」と前向きな気持ちになれる。
何より努力の工夫の仕方は経験で磨かれるから、他のことも全力で頑張るとちゃんと自分の一番やりたいことの役に立つ。
まとめ
今何かを頑張っているのに芽が出ない人や諦めかけている人は、才能がないことを認めよう。
才能の有無が結果のすべてを決めるわけではないのだから、安心して欲しい。
努力の仕方を工夫することと根性の合せ技で乗りこえられる壁は意外と多いのだ。
また、楽に壁を越える人よりも、試行錯誤しながら努力して壁を越えた人のほうが強くなれる。
同じ壁を越える時どちらの方を得とするかは、あなた次第。
才能がないのを言い訳にせずなりたい自分に向けて、努力という尊く最高にかっこいい行動を積み重ねていこう!