指導者への正しい媚の売り方
上達したいなら、指導者に好かれよう!
「うまくなりたきゃ、指導者に好かれろ!」と 高校時代に顧問から口を酸っぱくして言われていました。
指導者に好かれれば、全力で指導をしてくれたり、親身になって相談にのってくれたりするからです。
根がコミュ障で中学ではぼっち期もある私が、高校の放送部での活動(アナウンスやイベント司会、番組制作でのインタビュアー)を通して学んだコミュニケーション術について書きます。
指導者も人間ですから「他の人よりも、この人をもっと指導して強くしてあげたい」と思うこともあります。
ライバルに差をつけるには、指導者から好かれることが絶対条件と言ってもいいでしょう。
今回は指導者に好かれるために「気をつけるべきこと」について書きます。
1.キャパオーバーしてもそれを顔に出さない
「指導者が指導を諦める瞬間」第1位は、相手の顔から「もういっぱいいっぱいです、無理です」という心の声が出ている時です。
同じ目標を持った大勢の人が集まって何かを指導される時(講習会や日頃の練習など)、すでにキャパオーバーしている人に割いている時間はありません。
どんなに無茶なことを言われようと必死の形相で食らいついてくる人のほうが、指導のしがいがあります。
口では「わかりました、頑張ります!」と言いながら目はすでに諦めている人を見たことはありませんか?
頑張る宣言をせずとも、目をギラつかせながら指導者のアドバイスを貪欲に吸収しようとしている人間が指導者の心をつかみます。
2.自己流にこだわらない
自分のスタイルを確立してるのと、自己流しかできない人は違います。
自己流しかできない人は、指導者が優秀でも成長しません。
指導者も癖がない、味付けのしがいがある人のほうが指導していて楽しいと思っています。
癖が強いことを自覚している場合は、より謙虚に指導者の言葉に耳を傾けましょう。
癖が個性になれば、それは唯一無二のあなたの武器になります。
3.影の努力を継続する
指導をしてもらっただけで上手くなった気がしていませんか?
指導はそれを習得して、本番で発揮できなければ意味がありません。
そのために、可能な限り反復練習をして身につけましょう。
同じことを何度も注意させられると、指導者は指導を投げ出したくなります。
基礎を身につけるための地道な練習などの影の努力を怠らない人間を、ちゃんとした指導者は見抜きます。
そして、誰でも頑張っている人を応援したいと思うのです。
ただし自分から頑張ってるアピールをせずに、成長した姿を見せることで努力の跡を見せつけましょう。
まとめ
とにかく「応援したい!」と思わせた者勝ちです。
そのためには、教えを吸収して習得して上手くなってやる、という向上心が最も大切です。
その心持ちがあれば、下手で才能がなくても指導者の「教えてやりたい」という本能を刺激できます。
これこそが「正しい媚の売り方」です。
私が才能がないと言われ続けながらも全国レベルで結果を残せたのは、指導者ウケが良かったことが大きな要因です。
損する指導の受け方はやめて、指導者に正しく媚びを売って上達への最短距離を進みましょう!