妹「ほんとに片づけたんだ・・・」 きっかけはこの本だった
片付けと胸を張って言える行動は、二年ぶりです。
汚部屋未満だけどどうみても雑多な部屋を片づけました。
遅ればせながら、近藤麻理恵著『人生がときめく片づけの魔法』を読みました。
数年前に本屋で斜め読みをして、新鮮な片付け指南書だなと思っていました。
整理整頓は嫌いではないのですが、どうにもやる気がでなくて困っていたので読み直してみました。
感想
モノや空間を生き物のように捉えるスピリチュアルでメルヘンな考え方が根底にあります。
いちいち「モノに対して感謝の気持ちを持ちましょう」と手を変え品を変え書いてあるのには、やや押し付けがましさを感じました。
ですが、指南書にはこれくらい作者の信念がこもっているくらいがちょうどいいのかもしれません。
モノを収納から取り出して1つずつ手にとって「ときめくかどうか」を確かめる方法はふわふわしているようで、実は確実にモノを減らせる手段です。
私も買い物をする時は「ときめくかどうか」を一番大切にしているので、その基準はすんなりと受け入れられました。
こんまりさんのように可愛らしくモノを愛でることはできませんが、とりあえず視界に入る自分好みではないものを片づけようという気持ちになりました。
実践してみた
こんまりさんが勧めているように、衣類の片づけから手を付けました。
春夏ものは元から少ないので、オンシーズンの冬服だけを対象にしました。
ニットが洋服箪笥に入らなくて5着以上押入れに直置きしてありました。
秋になった頃には着るつもりで納戸から出したのに、流行りではなくて着ていない服(タートルネックやビビッドなカラーなど)が沢山ありました。
春までに一度でも袖を通すか考えると、答えはノーです。
そんな洋服をゴミ袋にどんどん入れていきました。
するとあっという間に、入りきれていなかったニットも含めた全てのお気に入りの洋服が収納に収まりました。
次は一番良く使うからこそモノが多い、テーブルの上です。
ずっと前からインク切れなのにテーブルの三分の一を占領していたコピー機をなくしました。
その上にペンケースを置いたりして物置にしていましたが、ペンケース自体頻繁に使わないので物置としても必要はありません。
ただ、パックやコットン、化粧水などのスキンケア用品は私にとって見るのも大好きなモノなので、プラスチックのバスケットに入れて机の上に置くことにしました。
気がついたらすぐに保湿!をこの冬は心がけているので、スキンケア用品が目に入る場所にある方が気合いが入ります。
最後に思い出の品の片づけです。
高校時代に使った原稿やら作品のDVDやら色紙などのプレゼントがかさばっていました。
それらの思い出の品を整理して、本や漫画もお気に入りだけを残しました。
並べ方は「右肩上がり」になるように、高さのあるモノを右側に置きました。
すると、使用していた三段カラーボックス4個のうち、一つが丸々空きました。
空いたカラーボックスは横倒にして置き、ベッドサイドテーブルとして使うことにしました。
実は一年間以上、ダンボールをベッドサイドテーブルとして使っていました。
見栄えも悪く、収納に使えるわけでもありません。
くたびれたダンボールの横で寝るよりも、収納としても使えるカラーボックスの横で寝たほうが断然マシ!
ちょうどベッド下の備え付け引き出し収納が壊れてきて使いづらくイライラしていたところです。
横向きにしたカラーボックスに100円ショップの引き出しを使って収納すれば、取り出しやすくなります。
結果的にベッド横のダンボールが一つなくなっただけですが、なんとなく置いていた不必要なモノがない部屋を見渡すと気持ちがいいですね。
片づけの後にすぐに掃除をしました。
窓を開けて、雪がちらつく冷たい外の風に触れた時は開放感がありました。
2年ぶりに片づけらしい片づけができました。
ゴミ袋◯袋!とか機能的な部屋に大変身!となった訳ではありませんが、ベストを尽くしてくつろげる環境にできました。
「片づけの魔法」とまでは言いませんが、片づけがこの快適な空間を作ってくれたことは間違いありません。
- 作者: 近藤麻理恵
- 出版社/メーカー: サンマーク出版
- 発売日: 2010/12/27
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